双子の兄妹、上の子の対応方法 ポイント8つ

はじめに

我が家は上の子が1歳3ヶ月で双子妊娠していることが分かり、1歳10ヶ月の時に双子が産まれました。上の子と双子は歳が近いため、色々と困ることが多かったです。まだ上の子も甘えたい時期に妊娠してしまい、十分に抱っこや遊んであげられなかったこと、産まれてからも甘えたい気持ちが強くて赤ちゃん返りが長引きました。まだ上の子がまだ小さいのに『かわいそうに』と言われることも多く、ショックでそう思われたくなくて必死でした。上の子も定期的に不安定になることもあり、色んな人に助けてもらいました。ここでは、上の子の何が大変だったか、ピークはいつまでか、上の子の対応方法についてまとめていきます。

上の子、何が大変か?

  • 2歳差でイヤイヤ期と重なる
  • 下の子のお世話をしていると上の子がヤキモチを焼く。
  • 上の子が自分のことを何もしてくれなくなる。(赤ちゃん返り)
  • 上の子の世話をしなければいけないが、妊娠後期になると動けなくなる
  • 生活のリズムが違うため、下の子がお昼寝できない
  • 上の子が認可の保育園に入れていなかった
  • 遊びを邪魔されるため、上の子が思うように遊べない
  • お風呂を入れるのが大変
  • 夜の寝かしつけが大変

双子、大変さピークはいつまで?

下の子がハイハイで動き出し、異食する頃が一番、ピークでした。上の子のおもちゃを食べてしまったり、おもちゃを取りに行ったり、上の子が思うように遊べなくでストレスが溜まっていました。1歳をすぎると歩くことができるようになり、上の子も抱っこを求めることが減りました。やっと一緒に遊べるようになりました。下の子が1歳をすぎると上の子のイヤイヤ期が落ち着いてきて一旦ピークが過ぎたように感じました。双子がイヤイヤ期に入ると再びピークが訪れましたが、双子が3歳になり、上の子が5歳、ピークは過ぎたように感じます。兄妹ケンカは絶えませんが、兄妹で楽しそうに遊んでいます。

上の子の対応方法 8つ

上の子とマンツーマンで過ごす時間をつくる

上の子を優先する方が良いのは分かりますが、下の子と一緒に過ごしているとどうしても上手くいきません。ヤキモチを焼くため、人手がある時にマンツーマンで過ごす時間を作っています。毎日のお風呂タイムであったり、双子を預けられるようになったら、上の子と二人で出かけたり、パパの休みの日は男同士で遊んだりしてくれていました。

上の子が遊べる場所をつくる

上の子が双子に邪魔されず遊べる場所を作ることは必要だったと思います。上の子が自由に遊べる様に細かい物と大きいおもちゃと分けたり、上の子が大事にしているものをしまっておけるケースや部屋をつくりました。小さい時はベビーゲートを置き、リビングで見守りながら空間を仕切ることをしたり、少し大きくなってからは2階の一室を子供部屋として作りました。

お兄ちゃんだから、と求めすぎない

下の子のお世話が大変だと、つい上の子にできるところはやって欲しいと求めすぎていまいます。私はかなりそうでした。今思えば、双子が産まれた時はまだ上の子は1歳10ヶ月。お兄ちゃんだから優しくしてほしい、自分のことは自分でしてほしいと求めすぎていたことを反省しています。「お兄ちゃんなのにどうして」から「お兄ちゃんってすごいね」と声かけをかえるだけで急成長してくれました。

お風呂や寝る時は下の子と上の子を分ける

お風呂や寝る時は兄妹でヤキモチ妬く事が続いて大変でした。なので、兄妹で分けて育児するとすごく楽になりました。お風呂は上の子が保育園に行っている時に双子をお風呂に入れていました。夕方に産後ヘルパーさんやばあばに来てもらっている時に上の子とゆっくりお風呂時間を作りました。夜、寝る際は双子に上の子が起こされてしまうため、双子がまとまって寝られるようになるまでは別室で寝ていました。上の子はパパとも寝れる子だったため夜はパパと2人で寝ていました。

家族に協力してもらって上の子をケアする

協力が得られるのであればパパやばぁばの協力は不可欠。ママは下の子のお世話に追われていましたが、パパとばぁばは上の子専属で遊んでくれていました。産前より実家に帰り、ばあばが母か代わり。曾祖母ちゃんが遊び相手をしてくれていました。私が入院した際には県外の義実家で一週間、上の子を預けてけて、ばぁばとじいじにみてもらっていました。みんなに育ててもらって、人懐っこい、優しい子に育っています。

上の子の保育園活動は早めに

上の子が3歳未満の時は認可保育園に入れていない人も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。仕事はしていましたが、職場にある託児所にあずけていたため、必然的に産休に入ると退園となりました。また、私の住んでいる市では就労を理由として認可保育園に入れていれば、産休育休中は保育園に預けることが可能でしたが、産休を理由とする認可保育園の利用は産後3ヶ月で退園となります。また、双子は産休に入ることが早いため、早めに保育園活動をしないと入れなくなります。妊娠が分かる前より上の子を認可保育園に入れていればと悔やんだことは何回もあります。結局、私は産後3ヶ月後は認可保育園の一時預かりを週3回利用することにしました。上の子のストレス発散の場や下の子のお昼寝やお世話が十分にできるようになるためにも保育園は必要でした。

上の子のストレスサインを見逃さない

ストレスサインとは、感情が不安定になる(やる気がない、怒りやすくなる等)、暴力的になること(下の子を叩いたり、お友達と喧嘩する)、身体的に調子が悪くなること等があります。我が家の上の子も抱っこばかり、ご飯も食べさせてもらわないと食べられないような甘えん坊でした。また、定期的にお友達や双子とケンカが多くなったり、身体的には瞬きが多くなるようなチックのような症状、お腹を痛がったりすることがあります。その際はゆっくり話を聞いてあげたり、マンツーマンで過ごせる時間を増やしたりすると数日で改善しています。上の子のストレスサインを見逃さず、症状がひどくなる前に気づいてあげることが大切だと思います。

心の余裕をもつ

ゆとりをもって生活することで子供たちも穏やかです。余裕がないとイライラしてしまいます。分かってはいますが、なかなか余裕をつくることが難しいです。そのために我が家は便利グッズはとことん購入しました。ウォーターサーバー、食器洗い乾燥機、ルンバ、洗濯乾燥機等、お金はかかりますが、生活のゆとりには変えられません。とても家事が楽になり、子供たちの相手ができるようになりました。

我が家の上の子(にいに)について(体験談)

妊娠期(にいに1歳半)

妊娠期後半は自宅安静で実家に里帰り。上の子の世話はばぁばとパパが専属でした。一緒におもいっきり遊んであげられず、抱っこしてあげられなかったため、ママに懐いてもらえず、寂しかったです。

双子生後〜半年(にいに2歳頃)

上の子がはじめて双子に会った時はすぐにヤキモチ焼いていました。上の子の赤ちゃん返りにイヤイヤ期重なり、ワンオペ中の我が家は戦場のようでした。泣いている双子を抱っこすると上の子も泣き出し、甘えん坊でご飯も食べさせないと食べられず、下の子を常に抱っこしながら上の子の世話をしていました。少しずつ一緒に遊んであげようと、おもちゃを並べたり、ミルクやお風呂を手伝おうとしたり頑張ってお兄ちゃんしてくれることもみられてきました。上の子は赤ちゃんとお兄ちゃんをいったりきたりしていました。

双子と上の子の初対面

にいにがくれたおもちゃ達

にいにがミルクをあげるよ

双子生後半年〜1歳頃 (にいに3歳頃)

双子が動き出して、なんでも口に入れる時期が大変でした。上の子が一生懸命作ったブロックやプラレールを破壊し、おもちゃを食べようとするミニ怪獣が二人もいたからです。ベビーゲートで空間を区切ったり、上の子専用の部屋を準備して自由に遊べるようにしました。それでも双子はにいにと一緒のことがしたくてしかたありませんでした。

 ベビーゲートで遊ぶ双子

双子1〜3歳まで(にいに3歳〜5歳)

双子が歩き始めると、上の子と一緒に遊べるようになり、家に平和な時間が訪れることもみられるようになりました。一緒に家の中をぐるぐる走り回るだけでも楽しい様子です。やっと兄妹が多くてよかったなぁと思えるようになりました。

子供部屋でプラレールしています。

おわりに

双子が一歳になるまで毎日必死で大変でした。そのころはもう少し年が離れていれば、双子じゃなかったらと現実逃避し、早く大きくなってほしいと毎日願っていました。でも、今になって赤ちゃんの頃が懐かしくなります。あの頃は貴重な時間だったんだなと感じます。上の子が『かわいそう』ではないです。今は3人で楽しそうで良かったと思います。また、上の子は優しいお兄ちゃんに成長し、上の子を優先していても下の子達はたくましく育っています。子育ての時期ごとにこれからも大変なことが出てくるかと思います。私もこれからも子供たちのストレスサインを見逃さず、できる限り心にゆとりを持ちながら生活できるようにしていきたいと思います。この記事を読んでくださった方はきっと上の子の対応に悩まれている人も多いと思います。少しでも参考になれば幸いです。

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