双子の入浴 大変だったこととその対応方法(0〜3歳)

‏はじめに

双子の入浴は双子育児の中でも上位に入るぐらい大変なことかと思います。毎日のビックイベントです。2人のご機嫌な時間を見計らって入るのがとても難しく、お風呂タイムがカオスになることも多々ありました。パパ、ばぁば、ヘルパーさんに相談、協力してもらいながら、双子の成長に合わせて、安全にかつ快適に入浴できる方法を試行錯誤しました。時期によって、大変さは変わってくるかと思います。我が家のピークは6ヶ月以降の動き始めた時とイヤイヤ期に突入したときでした。3歳になるとある程度は自分でしてくれる様になり、随分楽に入れる様になりました。今回は時期ごとに大変だったこととその対応方法について紹介していきます。

時期ごとのまとめ

新生児〜3ヶ月 (沐浴)

私は里帰りしていたため、この時期は常に大人2人で入浴していました。基本的に交代で同じタイミングにしていました。だいたい、14時〜16時に入れることが多かったです。上の子が保育園に行っている時間で人手がある時、温かい時間、となるとその時間になりました。1ヶ月検診後にお風呂に入って良いとの許可がでましたが、まだ小さい双子は不安であったためしばらくベビーバスを使っていました。

大変だったこと

  • ご機嫌タイムが2人で揃わない
  • 小さくて安定していない首を支えながら洗うこと
  • 準備することが多い
  • 2回分、お風呂の湯をためることが大変
  • お風呂の温度がすぐに下がってしまう

対応方法

道具を活用
  • シンクで使えるベビーバス(水の入れ替えが便利でした。)
  • 電気ポット
  • 温度計
  • バスタオル
  • 保湿剤
  • ガーゼハンカチ
  • 沐浴布
  • ボディーソープ
  • かけ湯用おけ
  • ネムリラまたはバウンサー

入浴前に準備が大事
  1. シンクでベビーバスにお湯をためる
  2. お湯が寒くなった時用に電気ポットでお湯を沸かしておく
  3. 入浴後に着替える場所を確保(キッチンにネムリラをセット)
  4. ネムリラの上に肌着とロンパース→オムツ→バスタオル→肌着とロンパース→オムツ→バスタオルと2人分を上に重ねて置く
  5. ベビーバスの温度を適温にする、かけ湯用におけにお湯をためておく
  6. ミルクを少し温かめに作っておく
入浴の流れ

※双子をベビー①ベビー②とします。

  1. ベビー①を目の届く安全な場所にいてもらう
  2. ベビー②をネムリラのバスタオルの上に寝かし、服を脱がせる。
  3. 沐浴布を体に巻き、ゆっくりベビーバスにつける(首とお尻を支える)
  4. 顔から洗い、ガーゼで顔周りを拭く(首を手で支えておく)
  5. お風呂に浸かりながら、ボディーソープで頭、体、足を手早く洗う。
  6. 最後にお湯からあげ、かけ湯をかける
  7. お風呂からあがったらネムリラの上に置いていたバスタオルで体を拭く
  8. ボディークリームを塗り、服を着せる
  9. ネムリラより移動し、ベビー②と交代する
  10. ベビーバスのお湯を流し、2人目用のお湯をためて準備する
  11. 手順1〜8を繰り返す。
  12. 入浴後に落ち着いたら授乳する
    先にお風呂に入った方がぐずり始めること多く、先にミルクを飲ませてもらうことが多かった

3ヶ月〜6ヶ月

3ヶ月頃になるとベビーバスが小さくなり、里帰りより自宅に戻ってきたタイミングで自宅のお風呂に入ることにしました。寝返りをするまでは交代で入浴をしていました。ベビーバスは2回お湯を入れるのが面倒でしたが、準備の手間が省けるのはすごく楽にはなりました。

大変だったこと

  • すべりやすいのでベビーを落とさないように気をつけること
  • 泡がついた手を舐めようとしてしまう
  • 2人共がご機嫌タイムが少なく、大泣きして入浴することも多かった。
  • ママはゆっくり体を洗う時間がない

対応方法

体を洗う方法
  • 使用した道具
    大泣きしていることもあり、抱っこで洗うことが多かったですが、ご機嫌な時はベビーチェアを使っていました。
  • 洗い方
    泡がついたものを舐めてしまうため、顔や手の周辺は洗ったらすぐに流すようにしていました。また、膝の上で洗う時は滑りやすいためにベビーの体の下に二つ折りにしたフェイスタオルを敷いていました。
入浴のタイミング

1人がウトウト眠そうにしている時や授乳と授乳の間のできる限りご機嫌タイムを狙って入浴していました。

ワンオペでお風呂に入れる場合の手順
  1. ベビー①はバウンサーで待機
  2. バスマットの上に服→オムツ→バスタオル→服→オムツ→バスタオルをセット。
  3. ベビー②はそのバスタオルの上で待機
  4. ママが体を洗う
  5. 体を洗い終えたら、バスタオルの上にいるベビー②の服を脱がす
  6. ママの膝の上またはバスチェアで体を洗う(ご機嫌が良ければバスチェア、悪ければママの膝)
  7. 抱っこしてお風呂に浸かる
  8. お風呂から上がったら、バスタオルで体を拭く
  9. オムツをつけて、保湿クリームぬり、服を着せる
  10. バウンサーにいるベビー①と交代。バスマットの上に下ろし、ベビー②をバウンサーの上へ移動する。
  11. ベビー①も同じ手順で入浴する

写真は入浴前のセッティングです。もう1人はバウンサーの上で待機していました。

ママのケア
  • 手伝ってくれる人がいる時やぐっすり2人が寝ているタイミングを見計らって髪の毛を洗っていました。
  • 裸で双子の世話をすることが多かったので、ママ用の頭よりかぶるバスタオルなどがあると便利だと思います。

6ヶ月〜9ヶ月

我が家の双子はこの時期はお昼寝がまとまってきてご機嫌なことが増えましたが、目が離せなくて一番大変に感じました。時期は夏であったために浴室にて待機させる方法をとり、同時に入浴していました。もし、時期が冬であれば同時に入れずにベビーサークルを活用し、交代で入浴する方法をとっていたかなと思います。

大変なこと

  • 寝返り、ずりばいと動き始め、目が離せられない
  • 洗面所の引き出しをあけ、洗剤や小さなものを掴んでは口に入れる
  • 仰向きに寝かされることが嫌がる(我が家だけでしょうか)

対応方法

危険がないように環境を整える
  • バスマットを浴室の床に敷いていました。1人が体を洗ったり、浴槽内に入る際にはもう1人はバスマットの上で待機していました。
  • バスチェアについているものやお風呂のおもちゃを用意して遊ばせる。
  • 洗面所・脱衣所にはベビーが届くところに物を置かない。
  • ベビーサークルを浴室の隣の部屋に設置。入浴できたら、1人ずつサークルに移動。ママが着替えや片付けをしている間、一時待機場所として用意。

  • 引き出しはチャイルドロックをつけておく

寝かされることが嫌なことに対して

体を洗う際は対面で向き合うように縦抱っこして洗ったり、バスチェアの背もたれを起こして使用。お座りが安定したら、バスマットの上で座らせて洗っていました。

9ヶ月〜1歳半

二人共つかまり立ちが安定してくると浴槽の縁をもってもらっている間に2人を洗えるため、急に楽になったように感じました。服もオムツがテープよりパンツタイプ、服もセパレートに変わり、着替えも楽になりました。また、おもちゃで少し遊べることが増えてきて、お風呂のご機嫌タイム時間も増えてきました。この頃より夜に上の子とみんなで入浴するようになりました。

大変だったこと

  • つかまり立ちが安定するまでは転びやすい
  • 浴槽内でも二人がゴソゴソ動こうとするので溺れないか心配
  • 頭から水がかかるのを嫌がる

対応方法

安全な環境を整える
  • おもちゃで遊ばせておく(この頃、じょうろやペットボトルの空ボトルが好きでした)
  • 転けても衝撃を和らげるために立位が安定するまでは継続してバスマットを浴室に敷いていました。
  • お風呂内で滑ることが心配だったため、お湯の量は少なめでした。双子2人共が体を洗い終えてから二人を抱っこして同時に浴槽に入れていました。
洗い方

頭から水がかかるのをとても嫌がっていました。シャンプーハット等も検討しましたが使用せず、できる限り顔にかからないように手で守ってあげながら繰り返ししている内に慣れてきました。

1歳半〜3歳

双子がイヤイヤ期に突入しました。この時期は精神的本当に大変でした。3歳をすぎるとイヤイヤ期を突破し、着替えや体を洗うことある程度のことは自分でできるようになりとても楽になりました。少し離れても大丈夫なので、ママも一緒に入って体を洗えるし、子供たちより先に浴室を出て、自分の着替えを済ませてから子供達の世話ができるようになりました。

大変だったこと

  • お風呂に入りたがらない
  • 浴槽には自分で入りたい
  • 着替えを嫌がる
  • なんでも自分でしたいお年頃で手伝うと怒って手がつけられなくなる
  • 兄妹でイヤイヤが助長する

対応方法

お風呂が好きになるような工夫
  • お風呂のおもちゃを活用しています。写真は現在の一軍のおもちゃです。水鉄砲やアヒル等もあり、定期的に入れ替えています。

  • 声掛けの工夫
    兄妹で影響しあい、イヤイヤが助長することが多いです。でも兄妹がいるからこそ、「誰が一番に入れるかな」と競争したり、「みんなでお風呂が上がったあとに楽しいことが待っているよ」や「5分のタイマーを設定してタイマーが切れるまでに入ろうね」と声掛けすることで自分で遊びに区切りをつけて浴室に来れる日もあります。
できる限り自分たちでできる環境づくり
  • 子ども用の椅子を足台に使い、浴槽の中に1人で入れるようになりました。こっそり後ろから見守っていますが。
  • ボディーソープやシャンプーは洗やすい泡タイプ

子ども用お風呂椅子は100円均一

  • 着替えを嫌がる、自分でしたいという気持ちに対しては子供たちの個人の引き出しをつくり、自分で着替えをしてもらうようにセットしています。ニトリや100円均一にて突っ張り棒と収納ケースを購入しました。それぞれが分かるようにイラスト入りのお名前シールをケースに張っています。それまで服は共有していましたが、自分専用の引き出しはとても喜んでいました。

おわりに

今回は双子の入浴方法について時期ごとに分けてその対応方法について紹介しました。ママが1人でできる方法を紹介しましたが、毎日それが続くと疲れてきます。できる時は色んな人に手伝ってもらいましょう。我が家はパパが休みの日は入れてもらって、パパが仕事で遅くなる時はばぁばやヘルパーさんに手伝ってもらってできる限りは2人体制で行っていました。もちろん、手伝いがいない日や難しい日も出てくるかと思います。無理にお風呂に入れることにこだわらず、シャワーだけ、または時には入らない日があってもいいのではないでしょうか。状況によって手を抜くことが必要かと思います。また、たまには子供たちをみてもらってゆっくりと入浴してママがリラックスできる時間が作れるといいですね。慌ただしい入浴タイムが少しでも快適な時間と変わりますように。

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